走路安全確保のために設置されたフェンスによって、普段より幅が狭くなった河川敷区間は、前後左右が詰まっていて、全区間の中でもっとも走りにくく感じた。ただ、荒れていた路面が大会直前にフラットに整備されたおかげで、足元をそれほど意識せずに通過できたのは救いだった。
ほどなく、河川敷区間も終わり、丸太町橋では妻子の応援を受け、序盤でのランナーストップの遅れを挽回するべくペースを上げた。しかし、35kmも過ぎた終盤に突入した段階では、時すでに遅し。
今までのレースでは、30kmを越えてからと言えば、残りの距離が減っていくのが遅く感じ、終盤に上りが続く福知山マラソンでは、ペースが落ちていく一方だったが、今回は余力が残っていて、遅れを挽回するには、残りの距離が足りない、なんて思えてくるぐらいだった。コース後半は自転車での行動範囲内で、距離やコース状況は体が覚えているからこそ、体力的にも気持ち的にも余裕が出てきたのだろう。
終盤はキロ4分30秒ほどのペースに上がったのではないかと思え、残りがどんどん減っていく感覚を覚えた。百万遍から白川通りまでの往復もあっとう間に済んでしまった。35kmから先が、こんなにも早く感じたことは初めてだった。そう言えば、30kmを少し過ぎた給水ポイントを最後に水分補給も忘れていた。
40km地点を通過した時点で、3時間22分を過ぎてしまい、3時間半以内のゴールは事実上無理となった。キロ3分で走れば間に合うのだろうが、4分を切る体力はないし、それほどの体力があればとっくにゴールできていただろう。サブ3.5は無理だと感じながらも、できる範囲でペースを上げた。最後のコーナーを曲がると、大鳥居の右奥に設置された計測時計が見えてきた。見えたときは3時間30分が31分に変わった時で、ゴール時は31分20秒を過ぎていた。(RUNNET の大会結果速報では3:31:25)
序盤のランナーストップがなければ、サブ3.5達成だったのか、足止めによって結果的に休める時間ができたことが、終盤の追い込みにつながったのかは分からない。
今シーズンは、大阪マラソン(3時間28分15秒)、福知山マラソン(3時間31分52秒)、そしてこの京都マラソン3時間31分25秒と、3本走って、タイムはほとんど変わらず。昨シーズン以前の結果も、’10福知山マラソン(3時間30分48秒)、’09福知山マラソン(3時間30分16秒)と、体調や走りこんだ距離も違うのに、タイムに大した違いがない。つまり、悲しいかなまったく進歩がない。
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