自宅を出る時点で雨で、もちろん篠山に着いても雨、受付会場はあちこちがぬかるんでいる状況だったが、もう腹をくくって走るしかない。
雨対策で体にワセリンを塗り込むつもりだったところ、自宅に置き忘れてしまった。結局、ビニール袋をカットした簡易雨合羽とランニングキャップだけで、手袋は悩んだ挙句今回は無しとした。幸いスタート前は雨風が強くなく、何とか耐えていられる状況だったのが救いだった。ウォーミングアップは、時間をかけても雨で体を冷やすだけだと思い、スタート位置に移動する直前に50m程度を3本ジョギングしただけで、こんなんでいいのかなと思いつつ列に並んだ。
篠山ABCは今回で三回目で、コースの特徴はある程度は把握していたつもりだったが、ウォーミングアップをしない分、時間を持て余していたので、大会要項の高低差の部分を何度もチェック。過去二回の経験から、前半抑え気味では後半のペースアップは無理だと判断。前半の1km地点から10kmまでの下り基調の部分はペースを上げ気味で行き、16kmから23kmまでを何とかキロ5分以内を維持できればと考えた。
スタートから最初の1kmこそ、スタート直後の混雑でキロ5分をオーバーしたが、その後は4分40秒~50秒ほどのペースを刻むことができた。10km地点で50分を切れていたので、この時点では予定通り。体が冷えてトイレに行ったラップは5分半ほどになってしまったが、中間地点で1時間43分ほどでわずかに貯金が出来たのが気持ち的に余裕が持て、終盤の折り返し手前までは何とか4分50秒台で走ることができた。
折り返し後、36kmあたりの登りでペースが落ちたが、終盤はギリギリ5分を切るペースを維持できて、久しぶりのサブ3.5を達成することができた。
雨は止みそうに弱まったりしたが、途中で強くなったりし、結局は終始降り続けたままで、ゴール後の猪汁は雨粒が入る状況で、かじかんだ手で食べるのは辛かったが、冷え切った体に温かさが嬉しかった。やけどしそうな熱さのお茶も、今回のような天候のレースでは大変嬉しかった。
さすが老舗のマラソン大会だけあって、雨天での運営も手慣れたもので余裕を漂わせていたと思う。
さて今回の篠山は adizero takumi ren を履いて走った。自分の走力に合っているのか不安があったが、雨や水たまりの影響でずぶ濡れになっても靴擦れすることなく、相変わらず前に進もうとする感触をゴールまで感じながら走ることができた。adizero Japan boost も履いたことがあるが、個人的にはこの
takumi ren の方が合っている。
ラン:42.195km
天候:雨
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