内側ハムストリングス筋挫傷

今日は、昨年末から違和感を引きずっていた左足を、近所の整形外科にて診てもった。
受診するまでは、臀部あたりの感覚から坐骨神経痛かもと不安があり、問診票には文字にできる症状をできるだけ詳しく書いてみた。
9時診察開始に9時に行ったのが遅かったようで、すでに24番目の受け付けということで、呼び出しまで2時間弱かかった。診察そのものはあっけなく終わり、気になる診断結果は「内側ハム筋挫傷」つまり「肉離れ」でした。坐骨神経痛のような症状は、ハムストリングスの肉離れの影響によって起きているとのことだった。
診察後リハビリフロアにて、理学療法士さんに改めて脚の動きなどをチェックされ、左の膝関節にずれがあることや、そのために着地の際に左足が内向きになりがちで、結果として左足の余計な負荷がかかることで筋肉を傷めたのではないか、との指摘。納得いく点ばかりで見事です。
基本的なストレッチ、ソフトボール(ソフトボールである必要は無く、ソフトボール大の球形のもので、多少は弾力があるもの)を使う筋肉ほぐし、着地の際に左足が内向きになりにくくなるテーピング、運動後に行う踵のマッサージなどを教わった。
テーピングを施し、無理のない(どこまでが無理のない範囲なのか判断に悩むが)ジョギングからは走ってOKとのことで一安心。
11月までレースに出る予定がないので、この機会にきっちり直さなければ。
膝関節のずれ、一体いつ頃にそういう状態になってしまったのだろうか。中学生時代に、部活(陸上部ではない)の練習で走っててこけた時の傷跡が今もうっすら残っているが、その時だったのだろうか。記憶を遡り色々と考えてみると、アイゼンを付けるような冬山登山の際に、今から思えば右足より左足のアイゼンの爪を、右足の内側に引っ掛けることが少なからずあったかも。これも関節のずれだったのかな。

時々このブログが検索に引っかかっているようなので、事後録を。

テーピングは診察時に購入したものが無くなるまではおこない、ランニング後には冷水によるアイシングやソフトボールでの筋肉ほぐしもおこない、理学療法士さんのアドバイスに従った。テーピングの補充をしようと思いつつ、欠かしたままだったが、三ヶ月ほど経つ頃には臀部あたりの違和感がかなり弱くなっていた。肉離れのような症状はすっかり消えていたが、臀部あたりの違和感は長距離を走る再発することがあったので、やはりテーピングが必須なのかと考えたが、ランニング毎にテープを消費していくのがもったいなかったので、何とかならないかなと考えた挙句、靴のインソールに手を加えることにした。
スキーブーツでは、内傾や外傾を修正する”カント調整”ができるものがあるが、ランニングシューズで同様のことを行うとすると、インソールに手を加えれば良い。インソール左足の裏側に履きつぶしたシューズのインソールを一部カットしたものを貼り付け、履いた時に足裏が内側に傾斜するように、インソールの左足外側が分厚くなるように加工した。(あまり分厚くすると甲の圧迫がきつくなるので、ほどほどに。)
この状態で走ってみても、左足が強制的に内傾気味になっているとは感じないが、静止した時に意識するとわずかに感じた。
以降は改造インソールを入れたシューズで走り続け、走っている間も時々左足の着地時に外傾しないように意識してきたところ、臀部あたりの違和感がほとんど無くなった。
インソール改造のシューズで、福知山マラソンと篠山マラソンにも出場したが、臀部あたりの違和感は出なくなった。

前述の診療から1年半経過した今でも、臀部あたりの違和感は出ない状態が続いている。ただ、20km以上走った直後なんかでは顕著に感じることだが、左足か右足のどちらの疲労感が強いかと言えば左足で、ガードレールなどに足を上げるときに、右足はスッと上げられても、左足は手を添えないと上がらないように感じることがある。

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